2020年03月10日

奈良公園で想う。

先日、所用で奈良公園を通る機会があった。新型コロナウイルスの流行のせいで、奈良公園の観光客はまばらだった。西洋人と思しき観光客をちらほら見掛けただけである。観光地でこの閑散とした状況は厳しい。アベノミクスによって円安が進行し、海外からの観光客が急増した。それにともない、インバウンド効果を当て込んだ飲食店が次々に出現した。何を勘違いしたか、観光客が押し寄せて来たことによってそういった店の一部は、我こそは「日本文化」を体現したものであるといったことまでいい出していた。単に円安だから外国人が来日し、情報発信の効果によって来店していただけなのに、日本の「伝統」や「文化」が認められたとは、まったくもって笑止千万である。しかし、こういった状況になって、取り立てて美味しくはなくとも、外国人向けにお店の情報を積極的に発信して来たことで利益を得て来たような飲食店は、今後、どうするつもりなのだろう。観光客が戻って来るまで果たしてその体力が持つのだろうか。私自身はインバウンド効果だけに頼った店にはまったく足を運ばない。それゆえ、お気の毒に、というしかない。
posted by 乾口達司 at 00:00| 奈良 ☀| Comment(0) | 想い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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