2018年10月14日

盧溝橋事件の基本図書2

図書館におもむき、盧溝橋事件について解説・研究した基本書籍を借りたことは、9月30(日)の日記に記した。読んだのは秦郁彦『盧溝橋事件の研究』、江口圭一『盧溝橋事件』、安井三吉『盧溝橋事件』の3冊である。盧溝橋事件のことは、ガキの頃にはすでに知っていた。しかし、その当時、知っていたことといえば、中国の盧溝橋付近で発砲騒ぎがあり、兵士が行方不明になったことで日本軍は中国軍と戦闘状態に入り、日中戦争へと拡大していったという程度のことである。盧溝橋がいったいどのあたりに位置しているかということさえ、はっきりしていなかった。もちろん、その騒動の結果、どのように両軍が展開していったかということなど、知るよしもなかった。成人に達してもう少し詳しいことは知識として得ていたとはいうものの、それはせいぜいガキの時分に得ていた知識に毛の生えた程度の事柄に過ぎなかった。「最初の一発」を撃ったのは誰なのかなど、それぞれの書籍において、細かいところで見解の違いはあるとはいえ、今回、上に記した基本図書を読んで、その概略を知ることが出来た。これは有難かった。それにしても、日本側はどうしてこうも見通しが甘いのか。しばしば顔をのぞかせる、安易な楽観論にもとづいた「一撃論」がここでも登場していて、苦笑した。
posted by 乾口達司 at 10:18| 奈良 ☁| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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