2014年08月03日

後藤明生をめぐる旅(千葉篇・首塚3)

20140803-1.bmp

後藤明生をめぐる旅(千葉篇・出発)→こちら
後藤明生をめぐる旅(千葉篇・JR幕張駅) →こちら
後藤明生をめぐる旅(千葉篇・幕張ハウス)→こちら
後藤明生をめぐる旅(千葉篇・海苔屋と中華料理店)→こちら
後藤明生をめぐる旅(千葉篇・歩道橋とS字型新道)→こちら
後藤明生をめぐる旅(千葉篇・幕張ファミールハイツ)→こちら
後藤明生をめぐる旅(千葉篇・「消防隊進入口」?)→こちら
後藤明生をめぐる旅(千葉篇・「駐車禁止」の文字)→こちら
後藤明生をめぐる旅(千葉篇・荒馬大五郎の墓)→こちら
後藤明生をめぐる旅(千葉篇・首塚への案内板1)→こちら
後藤明生をめぐる旅(千葉篇・首塚への案内板2)→こちら
後藤明生をめぐる旅(千葉篇・首塚1)→こちら
後藤明生をめぐる旅(千葉篇・首塚2)→こちら

『首塚の上のアドバルーン』には、首塚を覆うようにして自生するタブの木についての言及もある。「私」は訪問した杉山氏に対して次のように語っている。「確かに大木でありながら、全体が曲線的で、くねる感じなんですね。たとえば、幹のあたりからU字型に分かれ、そこからまた枝がU字型に分かれ、くねった枝が太い蛇みたいに這いまわる感じで、決して直線的に上に伸びていかない。つまり両腕を上にあげるまではなくて、両肘を湾曲させて自分の頭上を覆う恰好です。同じ常緑樹でも杉とか松とかとは、そこが違う。ベランダから見える、あの妙にこんもりとした曲線は、そのせいです。タブの実物を見て、なるほどと思いました。実際、あの首塚とタブとはやはり切り離せないですよ。タブという木があの首塚をドームみたいに覆って、包み隠しているように見える」。タブの木の「全体が曲線的で、くねる感じ」はそのまま『首塚の上のアドバルーン』において活用されている「アミダクジ式」の筆法とかけあわせられているのであろう。しかし、それだけではない。私が首塚をはじめて見学した二十年前、タブの森はまさしく事実としてそのような状態で首塚の丘を覆っていたのである。それが何とも生々しく、そして、不気味な雰囲気をただよわせていたものである。ところが、先日、訪れたとき、タブの木の多くが枝を伐採されていた。これは非常に残念であった。(続く)
ラベル:後藤明生
posted by 乾口達司 at 10:11| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック