2013年11月19日

帯解・円満寺の算額。

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JR帯解駅の東方、八坂神社の境内に円満寺の本堂が建っている。その正面上に掲げられているのが、写真の「算額」(数学絵馬)である。算額は江戸時代に発達した和算の問題やその解答を絵馬として奉納したもの。円満寺の算額は奈良市の文化財に指定されている。現在、円満寺に掲げられているのは平成になってから復元された真新しいものではあるが、それだけに文面を読み取りやすい。それによると、円満寺の算額は、天保15年の夏、当地の源治郎によって奉納されたものであるようだ。算額が寺や神社に奉納されるのは、問題を解くことが出来たことを神仏に感謝するとともに、みずからの成果を多くの人に知ってもらうという意味もあったものと思われる。天保15年といえば、そろそろ文明開化の足音が聞こえつつあった時代である。この和算の才に恵まれた源治郎という男、その後、どのような人生を歩んだのであろうか。
ラベル: 算額
posted by 乾口達司 at 20:28| 奈良 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 散策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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