2011年05月17日

山陵町の津風呂地区移転記念碑。

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神功皇后陵古墳(五社神古墳)の東側の道を北上してゆくとやがて山陵町の津風呂地区に出る。津風呂という名称から思いつくのは吉野町にある津風呂ダムであろう。津風呂地区はダムの建造によって移転を余儀なくされた住民の一部が移転して来た地である。石碑はならやま大通りから南下して来た道と神功皇后陵古墳の東側を北上する道とがぶつかる地点に建てられている。建立は昭和45年4月29日。碑文には移転にいたる経緯が記されている。なかでも、印象深いのは、津風呂ダムにたたえられた水が大和平野の旱害を救うとともにそこで使われる工業用水が奈良県の産業の振興に役立つことを願うと記されている部分である。そこからは奈良県のために住み慣れた郷里を移転することを決意したという彼らの複雑な思いを透視することが出来る。散歩の折、石碑の前の道を通ることがある。石碑の前を通ると必ず立ち止まって碑文を読む。繰り返し読んでも感銘を受ける文章である。
ラベル:石碑
posted by 乾口達司 at 22:26| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 散策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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