2011年03月14日

復興増税?

地震による死者・行方不明者の数が急増している。避難所で不如意な避難生活を送っている人もさぞ心細い時間を過ごしていることだろう。彼らに平穏な日々が一日も早く戻って来ることを心より祈りたい。その一方、国会では時限的な「復興増税」の立法化などというキナ臭い提案が打ち出されている。最大野党の党首が提案したものであるという。大規模な災害などが起こったとき、しばしばあらわれるものに企業による便乗値上げがある。「復興増税」も同じようなものである。被災地に暮らす人たちに対して何かをしてやりたい。そう思っている人たちの善意につけ込み、どさくさ紛れに増税しようなどとは言語道断である。これだけの大規模な被害が発生したのである。完全な復興を成し遂げるのには気の遠くなるような時間がかかることだろう。したがって、提案されている「復興増税」があくまで時限的なものであると断られていても、その期限が1年やそこらで区切られるはずもあるまい。10年あるいはそれ以上のスパンを前提とした半恒久的な増税になることは容易に想像出来る。増税分の一部は復興事業の名のもとにやがてどこか怪しげなところに流れてゆくだろう。人々の暮らしに直接の関わりのないハコモノもそのうちに次々と作られてゆくだろう。それはすなわち天下りの温床を作ることに直結している。公共事業の名のもとにおこなわれるそういった事例をわれわれはこれまでに散々見て来ているはずである。政府・与党の増税策を批判して来たはずの最大野党もまた同じ穴の狢であった。そのことを見事に明らかにしたエピソードである。こういった火事場泥棒的な策謀を絶対に認めるべきではない。
ラベル:地震
posted by 乾口達司 at 20:22| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 想い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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