2010年11月12日

西国三十三所巡礼(一乗寺)

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小野市の浄土寺浄土堂。→こちら
小野市の広渡廃寺。→こちら
小野市の来迎院五輪卒塔婆板碑。→こちら

兵庫・岡山紀行(11月5〜8日)の続きである。小野市の来迎院墓地にある五輪卒塔婆板碑を見学した後は、一路、西国三十三所第26番札所・一乗寺(兵庫県加西市坂本町821-17)を目指した。丘陵にかこまれたのどかな田園風景のなかをひたすら歩く。途中、北条行きの列車(北条鉄道)が横を通り過ぎる。子どものオモチャのような一両編成の列車である。坂本地区から山のなかをしばらく歩くと一乗寺の門前に到着した。写真は境内の中腹に建つ国宝・三重塔。安定感のある優美な塔である。1171年の建立であるという。姫路に向かうバスの到着時刻まで2時間近くあった。バス停でぼんやり待つのももったいない。境内をくまなく散策した。奥の院の賽の河原は特に珍しかった。宝物館が一般公開されていたのも幸運であった。普段、宝物館は事前の拝観予約がなければ立ち入ることを許されていない。しかし、毎年4月4日と11月5日の2日間だけは事前に予約をしなくても入館することが出来るようである。私の訪れた5日はたまたまその貴重な2日間のうちの1日に当たっていたのであった。館内では秘仏の本尊・銅造観音菩薩立像(国重文)のお前立ちに当たる銅造観音菩薩立像(国重文)に魅了された。館内を案内して下さった方によると、お前立ちと本尊とは良く似ているそうである。異なるところは本尊の方がやや背の高いことと肩幅ががっしりしていることだという。館内には、もう一体、別の銅造観音菩薩立像が安置されていた。こちらは先の2体に比べると造形的に稚拙である。しかし、飛鳥時代にさかのぼる古像であるという話だった。木造法道仙人立像や木造僧形坐像などの仏像のほかにも経典や掛軸などを拝観することが出来た。著名な国宝・絹本著色聖徳太子および天台高僧像10幅は各地の博物館に寄託されている関係で拝観は叶わなかった。
posted by 乾口達司 at 18:48| 奈良 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 西国三十三所巡礼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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