2010年10月20日

蒲生郡日野町の比都佐神社・宝篋印塔。

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18日の続きを書こう。正明寺の本尊・千手観音菩薩立像を拝観した後は水口方面に向けて歩きはじめた。途中、比都佐神社(滋賀県蒲生郡日野町大字十禅師440)に参拝。比都佐神社にはかねてより見たかった宝篋印塔(国重文)がある。宝篋印塔としては鎌倉時代後期の優品である。説明版によると造立は嘉元2年(1304)。高さは174.5センチメートルである。基礎部分は各面とも輪郭を巻き、格狭間を入れている。その内側の東面・南面には孔雀一対、北面には開花蓮が描かれている。西面は素面。塔身は各面とも蓮華座上に月輪を彫って四仏の種子を配している。笠は軒付より下に二段、上に七段組み。隅飾りは三方にある。輪郭を巻き、内側は素面で基礎と塔身には刻銘が認められる。造立当初の相輪は失われている。代わりに別の宝篋印塔の基礎部分・五輪塔の一部が乗せられている。ここまで細かく、あざやかな意匠がほどこされている宝篋印塔も珍しい。良いものを拝見した。
ラベル: 神社
posted by 乾口達司 at 23:10| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 散策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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