2010年02月07日

飛鳥坐神社のおんだ祭。

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飛鳥坐神社のおんだ祭を見学した。午前10時半過ぎに到着。すでに天狗や翁がさかんに囃し立てる子どもたちのお尻を竹の棒で叩きまわっていた。私も何度となく叩かれた。天狗の暴れっぷりをニヤニヤしながら眺めていると、いつのまにか背後をとられ、翁に思い切り叩かれたこともあった。午後2時からは舞台の上で祭礼がとりおこなわれる。飛鳥坐神社のおんだ祭の特長は、天狗と翁、それに牛による田作り所作の演技もさることながら、天狗とお多福が夫婦の和合をリアルに演じる点にある。太くて長くて黒光りのする陽物―もちろん本物ではない―をこれみよがしに振りかざす天狗に対して、私の後ろで見ていたどこかのガキが「お母さん、天狗さん、何してるの?」と訊ねていた。お母さんは「黙って見ていなさい!見てたらわかるわよ!」と叱りつけていた。夫婦和合のシーンでも2人は「お母さん、天狗さんとお多福さん、何してるの?」「黙って見ていなさい!見てたらわかるわよ!」とやりとりをするのであろうか。そんなことを思いながらガキの質問を楽しみにしていたが、和合シーンではガキからの発言はなかった。したがって、「黙って見ていなさい!見てたらわかるわよ!」というお母さんの発言を耳にする機会にも恵まれなかった。お多福の上に覆いかぶさり、腰を動かす天狗の様子が実に生々しい。2人の交合シーンを翁が必死で隠そうとするものの、途中から天狗の尻を押して交合を助けてしまう。そのコミカルな所作が観客の爆笑を誘っていた。行為は2度におよんだ。2度目では陽物に元気のなくなった天狗を叱咤激励すべく、お多福が竹の棒で思い切り天狗の尻を叩いた。陽物はとたんに元気を取り戻し、再度の行為におよんだ。行為の後、観客に向かってなげられる“福の紙”(使用した後の紙=拭くの紙)をもらおうと観客は必死だった。“福の紙”をもらうと子宝に恵まれるという。だいぶ前に適齢期を終えたと思われる中年女性陣が“福の神”を獲得しようと必死になっている姿は不条理であった。祭礼が終わると天狗や翁のほかにもお多福と牛まで参戦。竹の棒を手にして観客の尻を次々と叩きはじめた。叩き方は午前中よりも明らかに凶暴化していた。テレビ局が取材に来ていた。夕方からのニュース番組ではおんだ祭の様子が放映された。祭礼の様子をカメラに収めている私の姿もしっかり映っていた。
ラベル:飛鳥 
posted by 乾口達司 at 22:44| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 散策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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