2009年06月16日

残された力。

ここ数年、仕事にかまけて自分の専門領域に関する勉強を怠っていた。注文の原稿をきっちりこなしながらも正直にいうとモチベーションは低かった。このまま自分の専門領域をないがしろにしながら人生を終えてしまうのだろうか。それも悪くはない。一つの運命だろう。そんなことを思うのもしばしばだった。しかし、先日、とある作品を読んで興味深い事実を発見した。これは自分にしか見つけられなかったことなのではなかろうか。そう思うと自分にはまだまだやれることが残されているのではないかと考えるようになった。現金なものである。俄然、やる気が出て来た。40代まであと数年。20代の成果として『花田清輝論』(柳原出版)を2003年に刊行した。2004年には恩師であった「内向の世代」の小説家・後藤明生の遺稿集『日本近代文学との戦い』(柳原出版)もまとめた。前著は特に生硬な文章のわりに稚拙な内容である。しかし、そんなことはどうでも良い。それらと同じように30代の成果として一つの目標を立てるべきではないろうか。現在、そんなことを思いはじめている。今年はさまざまな意味で転機の年となりそうだ。少しずつでもリハビリをはじめてみよう。さしあたり、人生の折り返し地点である厄年あたりを目処にして、いま一度、がんばってみよう。再始動である。
posted by 乾口達司 at 23:58| 奈良 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 想い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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