2009年04月24日

平城遷都祭2009前夜祭。

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平城遷都祭2009が明日とあさっての2日間にわたって執り行われる。会場は世界遺産・平城宮跡。平城遷都祭2009公式ホームページによると今夜は前夜祭がもよおされるという。遷都祭はこれまでにも平城宮跡を会場にして何度もおこなわれて来た。しかし、夜間のイベントははじめてではないか。午後7時半から大極殿跡で出雲神楽がもよおされるのを知って平城宮跡へ出掛けた。演目は万九千立虫神社でもよおされる『国譲り』。御存知、大国主命の国譲り神話に題材をとった演目である。昨年、出雲を旅したとき、国譲りの舞台となったとされる稲佐の浜を訪れた。そして、国譲り神話について、自分勝手な妄想をめぐらせたものである。そのときの妄想は2008年5月17日の日記に記した。あれからもう1年になるのか。早いものである。演目ではまず高天原から2人の神が下りて来る。2人とも手には剣を携えている。彼らを迎えるのは出雲の支配者・大国主命と事代主命。こちらは扇と釣竿をぶら下げている。釣竿の先に引っかけられた魚の切り絵が平城宮跡を渡る夜風に靡いていささかユーモラスである。相手は剣を携えて侵略しようとしているのに暢気なものである。この時点で両者の勝負はあったようなものであろう。国譲りを受諾した大国主命と事代主命に対して高天原の神々は出雲の神々の繁栄を寿ぐ。まったくもって図々しい奴らだ。相手に剣を突きつけておいて彼らの繁栄を寿ぐも何もあったものではなかろう。これではヤクザの脅しのようなものではないか。大国主命と事代主命の退場後、いよいよ真打の登場である。徹底抗戦派の建御名方命は高天原の神々と戦い、敗れ去る。このシーンがもっとも勇壮で見応えがあった。太鼓、笛、そしてチャッパの軽快なリズムが心地良かった。前近代のダンスミュージックのようなものであろう。次回は本場・出雲で出雲神楽を拝見したいものである。
posted by 乾口達司 at 22:27| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 散策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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