2009年03月30日

見知らぬ街へ。

見知らぬ街へ移り住む。それはきみにとってとても勇気のいることだろう。通りを歩く見知らぬ人の視線さえ冷たく感じられるかも知れない。すべての絆を断ち切られたような深い悲しみに襲われ、不安を感じることもあるだろう。しかし、怖れないで。きみの降り立ったその街はまだ真っ白なキャンバスに過ぎない。真っ白なキャンバスにこれから色を塗ってゆくのはきみ自身。きみはこれからどんな色を塗ってゆくのだろうか。蒼穹をイメージする透き通るような青だろうか。それとも情熱的な赤だろうか。悲しみに満ちた灰色や黒を仕方なく塗りつける日もあるだろう。しかし、灰色や黒から決して眼を背けてはいけない。青や赤だけが素晴らしい色なのではない。灰色や黒もまたきみ自身の色であることに気づいたとき、さまざまな色に彩られたキャンバスはきみにしか描けない絵へと変化してゆくはずだ。見知らぬ街へたどり着いたばかりのきみがそのことに気づくのはもう少し先のことだろう。きみが気づくそのときまで、僕はきみの行く末を見守り続けよう。
ラベル: 引越し
posted by 乾口達司 at 23:28| 奈良 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 想い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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