2009年03月01日

シュンの転校。

妹夫婦の転勤が決まった。現在、妹夫婦は埼玉に住んでいる。4月からは名古屋に住むことになる。昨日、一家揃って名古屋まで新居を探しに出掛けたようだ。新居はすぐに決まった。JR名古屋駅から地下鉄で30分足らず。現在の住まいよりも広々としているらしい。こちらから遊びに行くにも便利になった。引越し作業が落ち着いたら、早速、遊びにいってみようと思っている。しかし、転勤の話を聞いて真っ先に気になることがあった。シュンのことである。妹の話によると、転勤の話が決まったとき、シュンは激しく抵抗したらしい。無理もあるまい。結婚に際して郷里である奈良を出た妹からすれば、埼玉も名古屋も所詮は見知らぬ土地である。埼玉であろうが、名古屋であろうが、その地に馴染むように努めれば良いだけのこと。しかし、シュンにとって、埼玉は物心のつく前から住み慣れた唯一無二の土地である。一緒に育った友だちも多かろう。ひょっとすると密かに思いを寄せる女の子だっているかも知れない。埼玉を離れるのは嫌だ。そういって抵抗するのは当然だろう。結局、激しく抵抗した後、シュンはお風呂に入って一人でじっくり考えたらしい。入浴時間は1時間近くにのぼったという。入浴を済ませて出て来た後、シュンは名古屋行きを承諾したそうだ。その話を聞いたときは不覚にも涙が出そうになった。まったく偉い奴だ。ションよ。辛かろうが、これが人生というものだ。嘆いてはいけない。たとえ遠く離れようとも、お前の心のなかに故郷は確かに息づいている。この思いを忘れるな。そして、大きくなったら自分の足で故郷を目指せ。住み慣れたかつての我が家を確かめにゆけ。恩師や旧友たちに会いにゆくのも良いだろう。いまはただひたすら前を向いて生きるのだ。決して振り返ってはいけない。今度、シュンに会ったらそういってやろうと思っている。
posted by 乾口達司 at 23:17| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 想い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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