2008年11月25日

西国三十三所巡礼(観音寺/六波羅蜜寺)

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地方在住の某氏から京都案内を頼まれた。某氏はこれまでに何度か京都を訪れている。しかし、観光名所としては東寺と清水寺に行ったことがあるくらいだという。急な依頼に戸惑った。大急ぎで散策ルートを考えた。今回、某氏を案内するのは東山方面である。東山を案内しようとしたのには理由がある。某氏を案内するついでに東山に点在する西国三十三所観音霊場も巡ってみよう。そういう魂胆もあってのことだった。まずは東福寺を訪れた。紅葉シーズンの連休である。境内は人でゴッタ返していた。東福寺を拝観してから第15番札所・観音寺を訪れた。観音寺では今月30日まで本尊・十一面観音菩薩立像の御開帳がおこなわれている。東福寺の人混みとは対照的に観音寺は閑散としていた。時折、巡礼者がやって来る程度である。内陣に入って本尊を間近で拝観した。記念に特製の散華を頂戴した。観音寺からは智積院を経て三十三間堂に向かった。某氏は三十三間堂の仏像群に圧倒されていた。豊国神社を経てたどり着いたのは第17番札所・六波羅蜜寺である。本堂では今月30日まで国宝・十一面観音菩薩立像の御開帳がおこなわれている。観音寺の本尊と同様、西国三十三所結縁御開帳の一環である。六波羅蜜寺といえば、空也上人立像や平清盛坐像も見逃せない。本堂の裏手に建てられた宝物館にも足をのばした。12月中旬から年末にかけて、六波羅蜜寺ではかくれ念仏がおこなわれる。何年前だろう。かくれ念仏を拝観する機会にめぐまれた。聞きなれない念仏と鐘の音に魅了されたものである。六波羅蜜寺のかくれ念仏は必見である。拝観後、某氏を六道の辻に店舗を構える“幽霊子育飴”の販売店に案内した。六波羅といえばやはりこれだろう。某氏はいたく喜んでいた。ついでに“六道まいり”で知られる六道珍皇寺を案内した。小野篁が地獄へ詣でるために使ったとされる古井戸を板戸越しに眺めた。大の大人が板戸のちょっとした隙間に顔をくっつけてあれこれ話している様子は傍から見ればさぞかし滑稽だったに違いない。閻魔堂に安置された閻魔大王坐像と小野篁立像の表情の生々しさを某氏は薄気味悪く感じていたようだ。
posted by 乾口達司 at 00:16| 奈良 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 西国三十三所巡礼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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