2008年09月23日

惠煥章等編『陝西名人墓』

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2006年の秋、中国を旅した。惠煥章等編『陝西名人墓』(2000年10月/陝西旅游出版社刊)は西安咸陽国際空港の売店で買い求めた。『陝西名人墓』は陝西省に点在する有名人の墳墓を紹介したガイドブックである。陝西省の歴史は古い。何しろ咸陽や長安などの都が置かれた地域である。歴史上の有名人の墳墓が数多く存在するのも当然であろう。日本人にも馴染みのある有名人の墳墓も眼につく。西安地区には三蔵法師の名で知られる玄奘の墓がある。咸陽地区では劉邦をはじめとする漢代の皇帝陵や楚漢戦争で名を馳せた周勃・張良・蕭何・曹参・王陵などの墓が点在している。楊貴妃の墓もある。珍しいところでは王莽の妻子や西安事件の首謀者の一人であった楊虎城の墓も見つかる。渭南地区では司馬遷、漢中地区では諸葛亮の墓がそれぞれ見つかる。本書のトップバッターを飾るのは女女咼(「女咼」で一字)である。陝西省ゆかりの有名人はあまた存在する。しかし、さすがにトップバッターが女女咼であることには驚かされる。女女咼は人面蛇身の伝説上の女神なのである。人面蛇身の女神の墳墓から書きはじめるとはさすがに中国である。4千年の歴史を誇る中国。奥が深い。
posted by 乾口達司 at 21:43| 奈良 | Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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