2008年09月13日

同窓会のスピーチ草稿。

明日は小学校の同窓会である。昨年に引き続いての開催である。昨年は12月29日に開かれた。はじめての同窓会だった。四十名近い同窓生が出席した。当時の担任の先生方9名も全員出席された。開催の数日前になり、急遽、出席していただいたことに対する先生方への謝辞を述べることになった。以下の文章はそのときに述べた謝辞の全文である。先日、パソコンのファイルを整理しているときに見つけた。明日の同窓会に先立ち、景気づけに掲載しておこう。

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本日は御多忙中にもかかわらず御出席を賜りまして、厚く御礼申し上げます。はじめての同窓会ということもあり、いたらぬ点もあったかとは思いますが、どうか御容赦下さい。

今日は久方ぶりに先生方とお会いする機会に恵まれ、充実したひとときを過ごすことが出来ました。これ以上の喜びはありません。しかし、充実していたからこそわき起こって来るのは、同窓会とは過去へと時間をさかのぼり、昔は楽しかった、あの頃は若かったと懐かしむためにだけあるのではないのではないかという思いです。

今日、私たちは先生方や同級生たちと語り合うなかで、小学生のときの私たちがどのような学校生活を送っていたのか、先生方がどのような思いで私たちを指導して下さっていたのかをあらためて知ることが出来ました。それは自分という存在を、先生というかけがえのない存在を再認識・再発見したことを意味します。発見は未来に向けた力です。同窓会とは単に過去を懐かしみ、過去に生きるためにだけあるのではありません。いまだ知られていない過去を発見することにより、現在の私たち自身を未来に向けて羽ばたかせてゆくためにあるのではないでしょうか。

時間とは不思議なものです。心に期することなく黙って見送るだけでは一瞬にして流れ去り、消えてしまいます。しかし、今日、この場所に集ったという事実を心のなかに刻み込み、創造的に発展させてゆくならば、今日という時間は私たちにとって輝かしい未来の礎となります。私たちは新たな未来を求め、築いてゆくため、近い将来、ふたたび同窓会をもよおすことでしょう。そのときはどうか私たちのわがままをお聞き入れ下さり、未来に向けられた輝かしいひとときをともにお過ごしいただければ幸いです。

暗闇のなかを手探りしながら歩いているような昨今の世の中ですが、遠い夜空を見上げて思うのは、あの懐かしい学び舎です。見果てぬ夢を追い続ける日々のなかで思い出されるのは、先生方の厳しくもやさしいあの眼差しです。懐かしい学び舎が、そして何より先生方がこの暗い夜道を照らして下さっていたからこそ、私たちはここまでやって来ることが出来ました。そして、この灯はいまもなお私たちを照らし続けてくれています。どんなに遠く離れていようとも先生方は私たちの灯です。この想いある限り、この命ある限り、私たちはいつまでも先生方との絆を確かめながらこれからの人生を歩んでゆくことでしょう。次にお会いするその日までどうかお元気でいて下さいますように。ときには私たちを叱り、ときには励まして下さいますように。

私たちのこの想いを先生方に送り届け、御礼の言葉と代えさせていただきます。

2007年12月29日 同窓生代表・乾口達司
posted by 乾口達司 at 21:16| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 同窓会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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