2020年02月07日

韓国・慶州紀行(バスの運転手)

慶州では、移動にしばしば路線バスを利用した。チャージ式の交通カードを使えば、乗車の際に現金を支払わなくて済んだが、交通カードがどこで販売されているのか、さっぱりわからなかった。とにかく現金を支払っていたのは、私たちだけであった。バスの運転手は日本では考えられないほどスピードを出した。それ自体は特に不快ではなかった。むしろ、早く目的地に着けるので有り難かったくらいである。しかし、一人だけ猛烈に運転の荒い運転手がいた。サングラスとマスクで顔を覆っており、どこかしら凶暴な印象を与える人物であった。あいつは現金を支払った私たちに最後までお釣りを寄越さなかった。走行中、別の乗客が立ち上がると、大声で「Sit!」と繰り返した。乗客を犬か何かのように見なして恫喝しているかのようであった。しかし、相手は乗客なのである。「Please, sit down」というべきだろう。世界中から観光客がやって来る慶州の路線バスには、まったくふさわしくない運転手であった。慶州で唯一残念な体験であった。そんな運転手のバスに揺られて、私たちは統一殿前で下車した。
posted by 乾口達司 at 00:00| 奈良 ☀| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

韓国・慶州紀行(瞻星台)

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善徳女王の時代に築かれたともされる「瞻星台」は、慶州歴史遺跡地区のなかにあった。あたりには何もない。瞻星台だけがぽつんとたっている。東洋最古の天文台遺跡であるといわれている。しかし、真相ははっきりしない。天文台のように見えると思えば、そう見える。別の石造物として見れば、そうとも見える。まことに不思議な建造物である。夕闇迫るなか、広場にぽつんと立つその姿は、なかなか印象深かった。
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