2019年05月31日
ソウル紀行(帰国)
帰国は入国と同じく仁川国際空港からである。さいわい、窓際に座ることが出来た。離陸直後、ソウルの街を見下ろせるかと思っていたが、残念ながら、反対側であった。日本列島に入ると、雲が厚みを増して来た。雲のなかに突入すると、機体が大きく揺れた。関西国際空港は雷雨であった。
2019年05月30日
ソウル紀行(韓国人)
ソウルに滞在中、韓国人に親切にされることが多かった。私が地図を広げて自分の現在地を確かめていると、道に迷っているのかと誤解され、見知らぬおっさん、おばはんに声を掛けられた。どこに行くつもりかね?教えてやろう。そういっているのであろう。食事中に話し掛けて来たおっさんは、最初、私のことを中国人であると誤解していたようだ。私が日本人であると紹介すると、握手を求めて来た。そして、写真まで撮ってくれた。なぜ、写真を撮ってくれたのかは不明のままである。ほかにも、地下鉄でも頼んでもいないのに道案内をしてくれるおばはんがいた。帰国後、相方にそのことを話すと、「韓国人は暑苦しいまでにおせっかいやからね」といわれた。これらのどこが「反日」なのであろうか。日本ではなかなかお目にかかれなくなった長幼の序も当たり前のように見られた。地下鉄では、そもそも優先座席に若者や中年は座らない。たとえ、座っている中高年がいても、自分よりも年長のものが乗り込んで来ると、率先して席を譲る。若者や中年が優先座席を求めて我先に走り、座った後はすぐに眠ったふりをする日本の地下鉄とは大違いである。
2019年05月28日
ソウル紀行(マスクと日本人)
日本を旅立つとき、マスクをつけていた。花粉症であるからだ。しかし、ソウルに滞在中、マスクをつけていると、韓国人から日本語で話しかけられる機会が多かった。マスクをつけていないと、誰も話しかけて来ない。どうやらマスクをつけているものは日本人であると認識されているようである。これは新たな発見であった。
2019年05月27日
奈良国際映画祭。
2019年05月26日
京都国立博物館特別展『時宗二祖上人七百年御遠忌記念 国宝 一遍聖絵と時宗の名宝』

招待券をもらったため、土曜日は6月9日までもよおされている京都国立博物館の特別展『時宗二祖上人七百年御遠忌記念 国宝 一遍聖絵と時宗の名宝』へ。各地を遍歴し、時宗を広めた一遍の生涯をたどった国宝の『一遍聖絵』は、これまでにもいろいろな展覧会で目にした。しかし、今回のように、その足取りを時系列に即して大々的に展示したものを拝見したのははじめてである。生国を旅立ち、各地で布教活動をおこない、踊念仏を広めて時宗を打ち立て、遷化する。その流転する様子を確認することが出来たのは、思いがけない収穫であった。当初、数名で旅立った一遍の一行に次々と弟子が加わり、一大勢力となっていくさまも興味深かった。こうやって教団が出来上がっていくのかと感心した。しかし、踊念仏とは考えたものである。「南無阿弥陀仏」と念仏をとなえるだけで極楽浄土へと行ける。そういって布教活動を展開した一連の念仏宗そのものが庶民階級の宗教を代表するものであったが、そこに「踊り」というパフォーマンスを加えてダイナミックに伝道していくというアイデアは秀逸である。単に「南無阿弥陀仏」をとなえるだけでなく、それに何を加えて同種の念仏宗と差別化をはかるか。現代人と同様、一遍もまたそのようなことに思いを巡らせ、実践していたのかと思うと、なかなか愉快であった。もちろん、図像も興味深かった。一遍とその一行の行状だけでなく、当時の庶民の姿や街の様子もリアルに描かれている。彼らの活動のかたわらには当時の庶民が暮らしている。そのなかには、いわゆる被差別民の姿も描かれている。現代でいうところのハンセン病患者も認められる。こういった部分を目にすることが出来るのも有難い。明治時代に模写された模本も部分的に展示されていた。会期中、期間を区切って本物と差し替えるのであろう。しかし、模本の方が彩色の劣化が激しい。図像自体も本物に比べて迫力がない。やはり本物には叶わない。
2019年05月21日
ソウル紀行(ミシャのチュゴンジン)

ソウルにおもむく前、相方から化粧品を頼まれた。ミシャ(美思)のチュゴンジンである。ミシャのアンテナショップは明洞などあちらこちらにある。そこで「チュゴンジン」といえば、わかるはずである。そう指南された。そして、実際、明洞にはミシャのアンテナショップがあった。店内には、確かにあらかじめ調べておいたチュゴンジンが置かれていた。あれが欲しい。女性店員にそう所望するが、そこからが大変であった。他の商品と抱き合わせで買ってはどうか、こちらの商品が良いのではないか。ああでもない、こうでもないというやりとりの過程でなぜか私自身がチュゴンジンの乳液を試しぬりしたほどである。結局、チュゴンジンを購入するまでに20分ほどかかった。帰国後、チュゴンジンを渡すと、女性店員が勧めていた抱き合わせの商品も一緒に買って来てくれたら良かったのにといわれた。
2019年05月20日
2019年05月19日
自宅でバーベキュー。
2019年05月16日
ソウル紀行(ヌリンマウル醸造場)
2019年05月15日
ソウル紀行(明洞で焼肉)
ソウル紀行(トックマンドゥクッ)
2019年05月13日
2019年05月12日
京終で一杯。
2019年05月11日
2019年05月07日
ソウル紀行(韓国戦争記念館)
2019年05月06日
GW明け。
今日まで10連休というものもいるだろうが、私の方は本日から仕事再開。さすがに連休明けは身体がだるく、くたびれた。この期間中、世間では「10連休」「10連休」とはやし立てていたが、当然のことながら、「10連休」のあいだも仕事をしているものは多い。したがって、誰もが「10連休」をとっているかのようにはやし立てるのはいかがなものか。公休日に限らず、誰もが休みたいときに休暇を取得することが出来るような労働体制を社会全体で作っていくこと。これが望ましい休暇のありようであると思う。
2019年05月05日
2019年05月02日
MIHO MUSEUMのシャクナゲ。
信楽で昼食。
MIHO MUSEUM 特別展『大徳寺龍光院 国宝 曜変天目と破草鞋』

招待券をいただいたこともあり、MIHO MUSEUMへ。特別展『大徳寺龍光院 国宝曜変天目と破草鞋』を鑑賞する。事前の情報では、国宝の曜変天目茶碗を鑑賞するのに1時間ほどの長蛇の列に並ばなければならないということであった。そのため、某ワインバー店主の奥方の鑑賞方法を採用し、午後2時半頃にMIHO MUSEUMに到着。特別展以外の常設展をまず鑑賞し、長蛇の列が解消しはじめる午後3時半以降に特別展の会場へと向かう。予想通り、行列は短くなっていたが、それでも実際に鑑賞するまでに40分ほど並んだ。鑑賞は10人から12人単位に区切って1チーム1分間の鑑賞。その10人から12人の一団が曜変天目茶碗の安置されたガラスケースの周囲を時計まわりにぐるぐるまわる。見込みのなかの模様をのぞき込もうとして背伸びをするもの、反対に高台を眺めようとして背を縮めるものなど、さまざまである。そうやって伸びたり、縮んだりを繰り返しながらぐるぐるまわり、1分後には一列になって退場していく。その後は次の一団がやはり背伸びをしたり、背を縮めたりを繰り返しながらケースのまわりをぐるぐるまわり、1分後にまた退場。そのさまが愉快で、どこかしら、ベケットの演劇を見ているような気持ちになったものである。閉館間際にふたたび鑑賞。閉館時間(午後5時)の15分前になると、行列はほとんど解消されていた。この某ワインバー店主の奥方の鑑賞方法はなかなか秀逸である。ただし、閉館時間を気にしなければならないのが厄介である。龍光院の曜変天目茶碗と再会したのは、何十年振りだろうか。とにかく久し振りに拝見した。