2012年08月14日

後藤明生を読む会(第11回)

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後藤明生を読む会(第10回)→こちら

一昨日の12日は後藤明生を読む会の第11回がもよおされた。テクストは『しんとく問答』(講談社/1995年10月)である。いつものように代表の発表者が基調報告をおこなった。今回の基調報告は私が担当した。その後、参加者で討議がおこなわれた。『しんとく問答』はこれまでに何度も読み返している。読み返すたびに新たな発見がある。今回の発表に際してあらためて読み返したところ、やはり新たな発見があった。基調報告ではその点を中心にして1時間半ほど喋った。討議の後、第2部として「永興神社と永興天主教堂」というテーマであらためて喋った。幼少年期の朝鮮・永興時代の体験が記された『夢かたり』などの小説(朝鮮もの)において繰り返し語られている永興神社と永興天主教堂の起源や発展、消滅にいたる経緯について語った。後藤明生によると、永興神社を建立したのは後藤明生の曾祖父であるという。永興天主教堂は永興の南方に広がる南山の丘陵上に建てられていた教会である。そこにはドイツ人神父が暮らしており、幼少年期の後藤明生にとっては強い好奇心を喚起する存在であったようである。ブログでは、毎回、どのようなことを話し合ったのかを簡単に列挙している。しかし、今回は趣向を変えて、基調報告の際に配布したレジュメを部分的に公開する形で討議内容を明示したい。明日から数回にわたって公開してみよう。なお、次回の後藤明生を読む会(第12回)は11月3日を予定している。テキストは、今月、刊行されたばかりの『この人を見よ』(幻戯書房/2012年8月)である。
ラベル:後藤明生
posted by 乾口達司 at 21:35| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 自己 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする