2010年11月20日

後藤明生を読む会(第2回)

後藤明生を読む会(第1回)→こちら

11月17日の日記にも記したように、今日は後藤明生を読む会の2回目がもよおされた。場所は大阪・天王寺の大阪市立阿倍野市民学習センターである。当日のテクストは『笑いの方法―あるいはニコライ・ゴーゴリ』であった。発表者の基調報告の後、参加者で討議がおこなわれた。前回の報告と同様、話題となった事柄をアトランダムに列記しておこう。後藤明生のいう「笑い」とは何か・因果律的思考への批判・「夢の方法」としての文体・一つずつのセンテンスは明晰であってもパラグラフや全体となると不透明になってしまう=世界の不透明性・因果律的思考への批判としての敗戦体験・人間とモノとを対等に眺める視点・「『方法』としてのゴーゴリ」における小島信夫とのやりとりについて・内面化することの出来ないものとしての世界・花田清輝の『ゴーゴリ』『ナンセンス』・坂口安吾の『茶番に寄せて』・ローザノフの『ゴーゴリについて一言』・ナボコフの『ニコライ・ゴーゴリ』・ニーチェの『悦ばしき知恵』・笑い=夢=現実とその差異・「夢の方法」で描き続けると狂気に向かうのではないか・「夢の方法」とシュルレアリスム。次回の開催は来年2月。次回は私が発表者となって『吉野大夫』について語る予定である。
posted by 乾口達司 at 21:55| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 自己 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする