2010年07月12日

天理市の業平朝臣姿見の井戸

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西名阪自動車道の南方、地蔵寺の向かいに業平朝臣姿見の井戸と称する井戸が存在する。その東方の櫟本町には在原神社も実在している。在原業平生誕の地であるという。業平はこの地から高安に住む女のもとへと通ったとされている。しかし、在原氏といえば、平城天皇の血を引く皇別の氏族である。櫟本のような都から離れた地でどうして業平が出生しているのか。考えれば、不思議なことである。事実関係はどうなっているのであろうか。しかし、逆にいえば、事実関係は不明であるにもかかわらず、そういった伝承が残されているという点が興味を誘う。業平はこの地に暮らしていたのか、それともまったく関わりがないのか。井戸のそばには「蟲泣くや河内通ひの小提灯」という与謝蕪村の句碑が立っていた。
posted by 乾口達司 at 22:44| 奈良 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 散策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする