後藤明生を読む会(第43回)のお知らせを公開したのは、2020年1月28日のブログであった。しかし、COVID-19の流行により、予定していた会場の使用が叶わず、そのときは中止と相成った。その後、Zoomを利用した番外編を、2度、有志のあいだでおこなった。そして、後藤明生を読む会は「休眠」に入った。それから2年半。後藤明生を読む会を久し振りに再開する運びとなった。今回は収容人数10名あまりの貸し会議場を使用する。「休眠」からの再始動にはこれくらいの規模がちょうど良い。身の丈に合ったところから、とにかくはじめよう。
■第43回後藤明生を読む会の御案内
2009年の暮れから有志で集まり、内向の世代の文学者・後藤明生の評論集を制作・刊行してみようと話しあってまいりました。それに先立ち、後藤明生の文学をより深く理解するため、これまでに「後藤明生を読む会」を企画・運営し続けております。後藤作品について共同で討議をするなかでお互いの認識と協同性を高めあい、後藤明生論集を執筆・刊行してゆく道筋をつけていければと考えております。特に発表者と聞き手とが相互に入れ替わることで各人がテクストの読み手であると同時に書き手であるという相互変換的な存在へと成長していければと願っております。
さて、来る10月22日、第43回の「後藤明生を読む会」をもよおします。今回は後藤明生「S温泉からの報告」の討議を予定しています。参加資格などは一切ありません。興味のある方は件名欄に「後藤明生を読む会参加希望」と明記の上、「naranarata@yahoo.co.jp」(@は半角に変更してください)までご連絡ください。折り返し詳細をお伝えします。10月15日(土)メール必着。参加定員は申し込み先着10名。
日時:2022年10月22日(土)13:30〜16:30
定員:申し込み先着10名
場所:大阪市中央区の貸し会議場(参加の旨をご連絡いただいた方に個別にお伝えします)
テキスト:後藤明生「S温泉からの報告」(後藤明生『私的生活』新潮社/1969年9月所収)
会費:1000円程度(会場使用料を参加者人数で割ります)
その他:終了後、某所で懇親会をおこないます(会費は別途)
posted by 乾口達司 at 23:00| 奈良 |
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